浴室排水の臭いやつまりの原因や対処法は!?
スタッフブログ,ブログ
浴室の排水溝には髪の毛や体毛、油や石鹸カスなど臭いやつまりの元となるものがたくさん流れています。
特に髪の毛や体毛などは成分がタンパク質でもあるので時間経過により腐り、嫌な臭いを発するようになります。
つまりこれらの集合体が悪臭を発生させてしまう原因でもありますし、場合によっては詰まってしまう事もあります。
しかし、
「排水口は一通り掃除しているけど…」
といった方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
実は排水口にはいくつかの部品に分かれていて、一番上部にあるヘアキャッチャーのみしか清掃出来ていない事もあります。
そこでここからは浴室排水の部分ごとの臭いの原因について紹介したいと思います。
ヘアキャッチャーのゴミ
ヘアキャッチャーは読んで字のごとく髪の毛などを排水管に流れないようにする為の初めのゴミ受けです。
ここは一番目につく場所でもあるので一番掃除をされている箇所でもあります。
この部分に髪の毛や体毛、または石鹸カスや油分が付着したままになってしまうと当然臭いの原因になります。
最低でも1週間に1回はヘアキャッチャーのゴミは取り除くようにしましょう。
しかし、お宅によってはヘアキャッチャーがない家もあるかもしれません。ヘアキャッチャーは地味ではありますが、とても重要な部品です。
もし自宅の浴室排水にヘアキャッチャーがない場合は、ホームセンターなどで安価で購入できますので浴室排水口のサイズにあったものを購入し装着するようにしてください。
排水トラップの汚れやヌメリ
先ほどのヘアキャッチャーは一番目につきやすい場所でもありますので掃除の頻度も高めなのですが、ヘアキャッチャーの下には排水トラップという部品がついていることがあります。
排水トラップは簡単にいうと下水の臭いを浴室に上がってこないようにする役割も持ちます。しかし、この排水トラップが石鹸カスや油分によって汚れてしまっていると当然臭いの元になってしまいます。
自宅の築年数が経過している場合は特に悪臭なども発生しやすくなっている可能性がありますので、過去に排水トラップを掃除したことがない場合はこれが原因の可能性もありますので掃除するようにしてください。
排水管の汚れによるもの
ヘアキャッチャーも排水トラップも掃除している。
でも悪臭が…という場合は排水管に蓄積された汚れやヌメリが原因の可能性もあります。
使用年数にもよりますが長く使用していると上記をきちんと掃除していたとしても排水管の汚れやヌメリはこびりついてしまっています。
また、状況によっては排水管の合流地点である排水枡から悪臭が風呂場まで上がってくることもあります。
排水枡の洗浄などは基本的には当社のような水回り専門業者に依頼することになりますが、排水トラップのヌメリ・汚れに関しては自分で掃除する事も可能ですので次はその清掃方法について簡単に紹介したいと思います。
ヘアキャッチャーと排水トラップの掃除
ヘアキャッチャーと排水トラップを掃除する場合はマスクをまず着用するようにしましょう。
水はねして口に入ってしまうと大変ですからね。
【注意点】
浴室のタイプによってはヘアキャッチャーや排水トラップがないものもあります。
基本的には持ち上げるだけのものが多いのですが、中には違ったタイプのものもありますので取り外せない場合は作業は中止するようにして下さい。
<必要な掃除用具>
・ゴム手袋
・マスク
・ハンガー
・スポンジ
・ブラシ等
<掃除の手順>
①:排水口カバーを取り外す
ゴム手袋とマスクを装着し、排水口のカバーを取り外します。
排水口のカバーというのはシャワーなどを流した後に水が流れていく先にある場所の蓋になります。
排水口のカバーを取り外すとヘアキャッチャーがありますのでこちらを取り外します。
(お風呂の種類によってはヘアキャッチャーの無いものもあります。)
③:排水トラップを外す
ヘアキャッチャーの下には排水トラップという筒状のものが備わっていますのでこちらを取り外すようにします。
排水トラップは色々な形がありますが基本的には上に引き抜く事で取り出せます。
④:スポンジやブラシを使って掃除
カバー、ヘアキャッチャー、排水トラップを取り外した後は、スポンジやブラシを使って石鹸カスやヌメリを掃除をします。
⑤:水を流して完了
掃除終了後は、部品を取り付け直して水を流して完了。