洗濯機水栓の開けっ放しは水漏れの原因になる?閉めるタイミングは?
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この「水栓を閉めない習慣」は、思わぬトラブルを引き起こす可能性があるのです。よく噂されるトラブルは「水漏れが起きる」というものですが、その他にも様々な危険が潜んでいます。
この記事では、洗濯機の水栓の開けっ放しは水漏れの原因になるのか詳しく解説していきます。また、どのタイミングで水栓を閉めれば良いのかもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
洗濯機水栓の開けっ放しは水漏れの原因になる?
洗濯機の水栓を開けっ放しにすると、常に蛇口に水圧がかかっていることになります。これにより、内部のゴムパッキンに負荷がかかり続けるので劣化していきます。劣化・故障すると、水漏れが発生する可能性が高くなります。また、給水ホースに穴が空いたり、洗濯機からホースが外れた場合も、蛇口が開いていると大量の水が流れ出してしまいます。(オートストッパー機能は、蛇口からホースが外れた場合のみ機能します。)水栓を開けっ放しにしていても、水道代に変化はありません。なぜなら、ソレノイドバルブ(洗濯機内の水を自動的に制御する装置)が機能しているからです。水栓を開けっ放しにした状態でこの装置が故障してしまうと、給水が止まらなくなります。そのため、旅行や外出の際に故障した場合、大規模の浸水になる恐れがあります。
洗濯機水栓の開けっ放しによる3つの危険性とは?
洗濯機の水栓を開けっ放しにすることで起こりうる3つの危険性について解説します。洗濯機を使用した後は水栓を閉めることを習慣化して、リスクを最小限に抑えましょう。・水漏れの原因になる
水栓を常に開けっ放しにすることで、最も起こりやすいのが水漏れです。開けっ放しの状態は常に水圧がかかっているため、接続部分や給水ホースに負担がかかり、経年劣化のスピードが早まります。給水ホースにひび割れや破損が生じると、そこから水が漏れてしまい床が水浸しになってしまいます。
マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいて、洗濯機に防水パンが設置されていない状態で水漏れが起こると、隣人や階下の住人へ被害が広がる可能性も大いに考えられます。
・劣化を早める
水栓を開けっ放しにしていると、各パーツの劣化が早くなります。給水ホースや水栓本体、ゴムパッキンなどの部品が常に水圧の影響を受けて負担がかかっている状態なので、どうしても劣化が進んでしまいます。そのため、寿命を早く迎えたり、急に破損しやすくなるでしょう。
また、洗濯機自体が劣化していくとも言われています。洗濯機の劣化によって、ソレイドバブル機能が故障した場合は、自動で水を止められなくなるので、水漏れを起こす可能性が高まります。
・地震などの災害で被害が広がる
水栓が開けっ放しの状態で地震などの自然災害が発生した場合、水が大量に流れ出して浸水する恐れがあります。地震の揺れによって、洗濯機が揺れて給水ホースの接続部分が外れたり、配管が破損したりすることがあります。これによって水漏れが起こり、災害の被害に加えて水漏れの被害も受けることになってしまいます。また、旅行中や外出中に地震が起きてしまった場合は水栓をすぐに止めることができないため、もし水漏れしていても対応できず、深刻な被害を受けることがあります。自身の揺れによって床に落ちた電気製品が、水によってショートする危険性もあります。
洗濯機の水栓を閉めるタイミングは?
洗濯機の水栓を閉めるタイミングは、基本的に洗濯機を使用しない時になります。水栓周りで予期せぬトラブルが発生したが、外出中で気づかず対応できない、という最悪の事態が起こらないように、洗濯機の使用が終わったらきちんと水栓を閉めるように心がけましょう。
特に、オートストッパー機能が付いていない水栓を使用している場合は、毎回洗濯機の使用後に水栓を止めることで、水漏れのリスクを最小限に抑えることができます。蛇口の水圧は洗濯機が作動していない間でもかかり続けるため、水栓を閉めないとゴムパッキンの劣化が早まり、水漏れが発生しやすくなる可能性があります。
まとめ
今回は、洗濯機の水栓の開けっ放しは水漏れの原因になるのか解説してきました。洗濯機の水栓を開けっ放しにすることは、水漏れだけでなく様々なトラブルを引き起こす可能性があります。あなたが家にいない時に何らかの原因で水漏れが始まると、水栓が開いたままなので水が止まらず、最悪の場合は部屋全体が浸水してしまうでしょう。
このような事態を避けるためにも、洗濯機の使用を終えたら水栓を閉めることを習慣化しましょう。旅行や帰省などで長時間家を空ける時は、閉め忘れないよう特に注意が必要です。