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エコキュートの寿命を伸ばすには?買い替えのタイミングはいつ?

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電気で水を温めるため環境に優しく、省エネ性も高い給湯器として多くの家庭で取り入れられているエコキュート。
日常的にエコキュートを使用している家庭や、オール電化の家庭などは、エコキュートの寿命を定期って気に確認し、買い替えを検討する必要があります。
そもそもエコキュートの寿命はどのくらいなのでしょうか?また、長く使い続けるにはどうすれば良いのでしょうか?
この記事では、エコキュートの寿命を伸ばすための方法や、買い替えのベストタイミングなどをご紹介します。

◯エコキュートの寿命を延ばす方法

エコキュートの寿命は、約10年~15年とされていますが、適切な使い方とメンテナンス次第で大きく変わります。定期的な水抜きやフィルター掃除などの他に、ヒートポンプ周りのスペース確保など、簡単なことでも延命につながります。
また、設置場所の環境や水質も寿命に影響するため、設置環境に合わせた機種選びも重要です。自身でのメンテナンスも大切ですが、専門業者による定期点検も故障の早期発見になります。

・エコキュート寿命に影響する要因

エコキュートの寿命は、様々な要因によって影響を受けます。主な要因としては、設置環境(温度・湿度・振動など)、水質(硬度・成分など)、使用頻度、メンテナンス頻度などが挙げられます。
水の硬度が高いと詰まりを起こしやすくなり、効率低下や故障の原因となります。
また、海から500m~7kmに位置する場所は「塩害地域」と呼ばれ、潮風の被害を受ける環境になります。塩害地域では塩害地に適した専用のエコキュートを設置する必要があります。通常仕様のエコキュートが使えないという訳ではありませんが、故障のリスクはあります。なお、海から500m以内は「重塩害地域」と呼ばれており、潮風の影響をさらに受けやすいエリアです。そのため、エコキュートも重塩害地仕様にする必要があります。

・日頃のエコキュートメンテナンスの重要性

エコキュートは、定期的にメンテナンスを行うことで、その寿命を延ばすことができます。メンテナンスの内容としては、フィルターの掃除、貯湯タンクの水抜き、ヒートポンプ周りの掃除などが挙げられます。
また、エコキュートの寿命を伸ばすためには、内部だけではなく外部の環境も見直しましょう。ヒートポンプユニットと呼ばれる、外気から取り組んだ空気を圧縮し熱を生み出す部分(ファンの部分)の前に何かしらの物を置いてしまうと、空気を取り入れることが難しくなるので故障に繋がります。空気を遮るような物を置かないように注意しておきましょう。

・定期点検と手入れのコツ

エコキュートの定期点検は、専門業者に依頼するのが一般的です。業者による点検では、内部の部品の状態や配管の漏れ、異音などの異常が発生していないか細かくチェックしてもらえるので、故障が起こる前に対処することができます。
自分でできる手入れとしては、フィルターの清掃や貯湯タンクの水抜きなどです。フィルターは、定期的に取り出して水洗いしましょう。 貯湯タンクの水抜きは、年に2~3回程度行うのがおすすめです。
また、帰省や旅行などで長期間エコキュートを使用しない場合は、必ず水を抜くようにしましょう。水を抜くことで、水質の変化や凍結を防ぐことができます。

◯エコキュート故障を防ぐための対策とは?

エコキュートの故障を防ぐための効果的な対策は、日常的なメンテナンスになります。エコキュートの寿命に大きな影響を与えるのは「貯湯タンク内の水質」です。水の中にはカルシウムやマグネシウムが含まれており、これらがタンク内でスケール(固まった沈着物)になることで、熱効率の低下や部品の故障を引き起こします。これを防ぐために、定期的な貯湯タンクの水抜きをおすすめしています。

また、寒い環境での設置も故障原因となります。特に冬場は、凍結防止の策を取ることが大切です。寒い地域では、凍結防止策は必須と言っても良いでしょう。配管が凍結すると、ヒートポンプや配管自体が破損する恐れがあります。エコキュートの種類によっては、凍結防止ヒーターが搭載されているものもありますので、適切に作動しているか確認してください。防寒シートやカバーをかけることをおすすめしますが、その際はヒートポンプユニットを完全に塞がないように注意してください。

各メーカーが推奨するメンテナンスに加えて、年に1度は業者に点検してもらうことで、安心して使い続けることができますよ。

◯エコキュートの耐用年数と買い替え時期の目安

エコキュートの耐用年数は、10年~15年程度と言われています。
先述の通り、設置環境や使用頻度・メンテナンス頻度によって変動します。買い替えの時期になると、お湯の温度や出方に問題が生じる、電気料金の急上昇、異音がするなど、不具合を感じるようになります。

・エコキュートの耐用年数の基本

エコキュートの耐用年数を細かく見ると、ヒートポンプユニットは約5年~10年、貯湯タンクは約10年~15年が目安とされています。しかし、これはあくまでも目安であり、実際はこれより短くなる場合もあれば長くなる場合もあります。
また、10年以上経過している場合には、部品の劣化による故障リスクが高まります。故障した際に、使用年数が10年以上の場合は、修理よりも今後のことを考えて、新しく買い替える方がお得とも言えるでしょう。

・買い替え時期を見極めるポイント

エコキュートを買い替える時期は、以下のような症状が見られるようになった時です。

<お湯の問題>
お湯がなかなか温まらない、お湯の出が悪い場合などは、ヒートポンプや貯湯タンクの故障が考えられます。

<電気料金の急上昇>
電気料金が以前よりも大幅に上昇している場合は、熱効率が悪くなっている可能性があります。

<異音がする>
稼働中に異音がする場合は、内部部品の摩耗や劣化が考えられます。

<水漏れの発生>
水漏れが発生した場合は、内部や配管の劣化・破損が考えられます。
(水滴が落ちる程度は、問題なし)
これらの不具合が頻繁に見られた時が、買い替えにちょうど良いタイミングです。

・長期間使用した場合のリスク

ヒートポンプや貯湯タンクなどの主要部品は使用するごとに少しずつ劣化します。長期間使用していると突然故障してしまい、お湯が使えなくなる可能性があります。
また、水垢やスケールによる配管の腐食が進行し、水漏れや破裂を引き起こす恐れがあります。水漏れの影響で内部の回路が壊れてしまうと、修理費が高額になります。

10年以上前などの古いエコキュートは、メーカーが修理部品を保存していないことが多いです。部品が入手できない場合は、修理が不可能なので買い替えを余儀なくされることがあります。

◯エコキュート交換のタイミングと注意点

エコキュートは高額な買い物です。交換の際はタイミング・注意点を理解してから行いましょう。

<交換のタイミング>
交換のタイミングは先述の通り、お湯の問題・電気料金の急上昇・異音や水漏れの発生が見られた時です。これらの症状は、エコキュートの使用年数が10年以上経過している場合に起こりやすいです。

<交換の注意点>
エコキュートを交換する際に注意する点は、以下の通りです。

メーカーの選び方
メーカーによって製品の性能や機能、保証期間などが異なります。複数のメーカーの製品を比較・検討し、あなたの生活スタイルに合った製品を選ぶようにしましょう。

<容量の選び方>
家族構成や、一日の平均的なお湯の使用量に合わせて、適切な容量のエコキュートを選びましょう。容量が大きすぎると、電気料金が余計にかかってしまいます。

<補助金制度>
自治体によっては、エコキュートの交換に対して補助金が支給される場合があります。補助金制度については、事前に確認しておきましょう。

<アフターサービス>
アフターサービス体制がしっかりしているかも確認しておきましょう。
交換後にすぐに故障が発生した場合でも、迅速に対応してもらえる体制が整っているかが大切です。

◯まとめ

今回は、エコキュートの寿命を伸ばすための方法や、買い替えのベストタイミングなどをご紹介しました。
エコキュートは、10年~15年程度が寿命とされていますが、日頃のメンテナンスや定期的に業者による点検を行うことで、寿命以上使用できる場合があります。
買い替えの際は、注意点をしっかり理解してからにしましょう。分からないことがあれば専門業者に相談して、あなたに最適なエコキュートを選ぶようにしてください。

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