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油による排水溝の詰まりを解消する方法と対策について

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「あれ、なんだか水が流れにくい…」このようにお悩みではありませんか?
キッチンの排水溝の水はけが悪い時は、単なる詰まりではなく、油汚れが原因かもしれません。調理後の食用油や食品に含まれる脂分が排水溝に流れ込むと、排水溝の内部で固まって蓄積し、水の流れを妨げてしまいます。
油汚れの詰まりを放置していると、悪臭や雑菌が繁殖し、さらなるつまり詰まりを引き起こすかもしれません。
そこでこの記事では、油による排水溝の詰まりを効果的に解消する方法や、再発を防ぐための対策などについて詳しく解説していきます。
「もう、二度と排水溝を詰まらせたくない!」という方は、ぜひ最後まで読んで、参考にしてください。



油による排水溝の詰まりを解消する3つの方法

排水溝が油によって詰まった場合、自力で解決できる場合もあります。
ここでは、油汚れが原因で排水溝が詰まってしまった時の解消法を3つご紹介します。

・パイプクリーナーで油汚れを落とす

油汚れによる排水溝の詰まりを解消する方法の一つとして、パイプクリーナー(液体の物)を使用する方法があります。
市販のパイプクリーナーは、排水溝内に蓄積した油汚れや食べカスなどのつまりの原因を溶かす成分が含まれており、詰まりを効率的かつ簡単に解消できます。使用する際は、パイプクリーナーの使い方をよく読み、必要な量だけを直接排水溝に注いでください。その後、製品に記載されている時間放置してから、十分な量の水で流します。
頑固な詰まりの時は、高濃度の業務用パイプクリーナーが効果的ではありますが、濃度が高く強力な分、使い方や使用量には十分な注意が必要になります。まずは、市販の家庭用パイプクリーナーで汚れが落ちるか試すのが良いでしょう。
※この解消法を行う際は、必ず窓を開けて換気をしながら行いましょう。

・重曹とクエン酸を使う

重曹とクエン酸を使う方法も効果的でしょう。なぜなら、アルカリ性の重曹は、酸性の油汚れを分解する働きがあるからです。
まず、排水溝に重曹(カップ1杯)を振りかけます。続いて、約50℃くらいのお湯(カップ1杯)にクエン酸(カップ1/2杯)を入れ、溶かしたものを注ぎいれます。すると、化学反応により泡が発生します。この泡が、排水溝の汚れを浮かして分解してくれます。30分~1時間ほど放置した後に、お湯で汚れを流します。この解消法は化学薬品を使わず安全に行えるため、安心して行うことができます。
※この解消法を行う際は、必ず窓を開けて換気をしながら行いましょう。

・お湯とタオルを使う

お湯とタオルを使う方法は、シンプルで手軽に試せる解消法です。
まず、排水溝にタオルを詰めます。(完全に詰めるのではなく、タオルの端が掴める程度は出しておきましょう)その状態で、シンクに約50℃くらいのお湯を溜めましょう。お湯が溜まったら、排水溝に詰めたタオルを勢いよく引き抜きます。そうすることで、排水溝に強力な水圧が発生し、お湯と油汚れが一緒に押し流されます。
高温すぎるお湯を使うと、排水管が変形するリスクがあるため温度には注意が必要です。また、この方法は簡単ですが、頑固な油汚れは落ちない場合もあります。その時は、上記2つの方法を試してみてください。

油詰まりを起こしてしまう兆候について

排水溝の油詰まりは突然起こるわけではなく、いくつかの兆候が現れます。
まず初めに気付きやすいのが、水はけが悪くなることです。いつもは水がスムーズに流れているのに、水が溜まったり流れていくのに時間がかかるようになるのは、油や汚れが蓄積しているサインです。
また、排水溝から悪臭がする場合も、詰まりが進行している可能性があります。これは、油汚れが分解される際に臭いが発生しやすいためです。
さらに、水を流した際に「ゴポゴポ」という異音が聞こえる場合も注意が必要です。これは排水溝内で汚れによって通れなくなった水が空気を押し上げ、空気が通れなくなった水を動かしている証拠です。
これらの兆候を見逃さず早めに対処することで、詰まりの悪化を防ぐことができるでしょう。


排水溝の油詰まりの対策について

排水溝の油詰まりを防ぐためには、日頃のちょっとした対策が必要です。

・油を直接流さない

調理後に残った食用油や食品に含まれる脂分をそのまま排水溝に流さないことが基本です。残った油は専用の油処理剤で固めたり、油吸収パッドで吸収させて処分しましょう。少量であればキッチンペーパーや新聞紙などで拭き取ることで簡単に処分できます。
また、食事終わりの食器を洗う前には、表面に付着した脂分を可能な限り取り除いておくことも効果的です。

・こまめにお湯を流す

排水溝に約50℃くらいのお湯を定期的に流して、軽い汚れを溶かす習慣をつけると効果的でしょう。
特に、冬場は寒さによって油が固まりやすくなるので、習慣づけることで排水溝の油詰まりを防ぐことができます。

・定期的に清掃する

定期的な清掃も必要です。例えば、月に2~3回程度、重曹とクエン酸を使った掃除を行うことで、排水溝内に油汚れが付着しにくくなります。また、パイプクリーナーなど汚れを分解する洗浄剤も定期的に使用することで、対策としてより効果が得られるでしょう。
※酸性タイプと塩素系タイプの洗剤を混ぜないように注意してください。


まとめ

今回は、油による排水溝の詰まりを効果的に解消する方法や、再発を防ぐための対策などについて解説しました。
自宅でできる解消法としては「パイプクリーナーを使う」「重曹とクエン酸を使う」「お湯とタオルを使う」この3つが挙げられます。
どの解消法も、家庭によく置いてあるもので行うことができます。

油詰まりを起こさないためには、日頃からの対策が必要です。
・日頃から直接油を流さない
・こまめにお湯を流す
・定期的に清掃する

これらを行うことで、油詰まりを予防できます。

今回ご紹介した方法を試しても、油詰まりが解決しない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

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